苗族の伝統的な集落が完全な状態で残る貴州の西江千戸苗寨

人民日報 2024年05月23日 13:35

      貴州省の西江千戸苗(ミャオ)寨(苗族の集落)に足を運ぶと、歴史を感じられる伝統的な高床式住居「吊脚楼」が山の麓に所狭しと並び、村を貫くように白水河が穏やかに流れている。ここではドローンを使って撮影した、伝統的な美しい苗族の集落の景色を紹介していこう。人民網が報じた。

ドローンで撮影した西江千戸苗寨(撮影・涂敏)。

ドローンで撮影した西江千戸苗寨(撮影・涂敏)。

      貴州省黔東南苗族侗(トン)族自治州雷山県北東部の雷公山の麓に位置する西江千戸苗寨は、苗族が5回目の大移動でやって来た場所と言われている。山に囲まれている苗寨で暮らす苗族の人々は、その地形の特徴を十分に活用し、山の起伏に沿って、麓に特色あふれる木造の「吊脚楼」を建てており、それらが建ち並ぶ景色はまさに圧巻だ。

苗寨を流れる白水河(撮影・涂敏)。

苗寨に所狭しと建ち並ぶ吊脚楼(撮影・涂敏)。

      民俗学者は、西江千戸苗寨について、苗族の伝統的な民族文化が比較的完全な状態で残っている場所との見方を示している。ここでは、苗族の農耕や祝祭日、服飾、飲食、歌、舞踊といった文化と風習が代々受け継がれており、苗族の歴史と文化、風情を肌で感じるのにピッタリな場所となっている。(編集KN)

苗寨に所狭しと建ち並ぶ吊脚楼(撮影・涂敏)。

白水河に架かる風雨橋(撮影・涂敏)。

      「人民網日本語版」2024年5月23日