バンジージャンプのスロー版?浙江省の景勝地が打ち出した「小心者向けバンジー」

人民日報 2024年07月12日 16:04

      浙江省湖州市安吉県にある雲上草原景勝地で昨年登場した、スローバージョンのバンジージャンプが最近、話題となっている。利用客がジャンプ台から飛び降りると、ゴムロープで落下スピードが制御され、ゆっくりと着地点まで降りることができるため、ネットユーザーからは、「小心者向けバンジージャンプ」と呼ばれている。ある利用客は、「傍から見ていると大して怖そうじゃないけど、飛び降りる一瞬はやっぱり怖い」とその感想をシェアしている。

      このスローバージョンのバンジージャンプは、従来のバンジージャンプと異なり、利用客がジャンプした後、上方に設置されているリールでロープの弾みと落下スピードをコントロールするため、着地点までゆっくりと降りることができる。

      とはいえ、実際に体験した人は「ゆっくり」とは異なる体験だったようで、ある利用客は「ジャンプした瞬間の落下していく感じと、心臓がドキドキする感じは忘れがたい体験だった」と興奮気味に語っていた。

      同景勝地のスタッフによると、バンジージャンプのジャンプ台は高さ20-30メートルの位置にあり、スローバージョンの場合、着地点に到達するのに10秒から15秒ほどかかるという。また、スローバージョンを打ち出した理由については、「バンジージャンプというのは、体験しないとその楽しさが分からない。一人でも多くの人に勇気を出して一歩を踏み出してほしい」とした。スローバージョンが打ち出されてからは、利用客の数が目に見えて増えており、そのほとんどが若者なのだという。(編集KN)

      「人民網日本語版」2024年7月12日